千駄ヶ谷DEPT. 加藤店長がご紹介。E-スポーツバイクで行く『TOKYO LIFE RIDE~千駄ヶ谷じてんしゃ散歩~』

2019.05.10

ゴールデンウィーク後半にとあるライドイベントを開催!

平成から令和へと、新しい時代の幕開けとなったゴールデンウィーク。
そしてゴールデンウィーク史上最長の10連休。
皆さまどのように過ごされましたか。
私は毎週通っている行きつけのラーメン屋さんが連休中も通常営業してくれていたので、しっかり塩分・油分・炭水化物を摂取してエネルギーチャージしてきました。多め、濃いめ、固め、で。

さて、千駄ヶ谷DEPT.ではこの連休の後半、新元号の盛り上がりが冷めやらぬ5月3日にイベントを開催しました。
その名も『TOKYO LIFE RIDE ~千駄ヶ谷じてんしゃ散歩~ 』と題して、話題のE-スポーツバイクに乗って街を散策しよう!というものです。
絶好の陽気の中、伝統とイマが織り交じる千駄ヶ谷周辺の魅力を堪能してきましたので、今回はそのイベントレポートをお届けしたいと思います。

ガイドマイスター小倉さん登場!

イベントレポートに入るまえに、少し私の話を。
私は東京生まれ埼玉育ち、5年ほど前から大阪で暮らしていましたが、昨年8月の千駄ヶ谷DEPT.オープンの際にまた関東に引っ越してきました。

そして新しい環境の中で、あっという間に時が過ぎて気が付けば引っ越しから半年以上。

お店のディスプレイの移り変わりを思い出しても時の経過を感じます。
そうして仕事もプライベートもそれなりに慣れてきたところで、ふと思うことがありました。

「そういえば千駄ヶ谷の街のこと、まだあまりよく知らないな、、、」

今住んでいるところが少し千駄ヶ谷から遠いので、仕事終わりに街を歩くこともなく、ただ行き来するだけとなっていました。
興味はあるので、きっかけがあれば休日に散策でもするのですが、その“きっかけ”がなかなかない。という状態でした。

そんなことを思いながらお店でお客様とお話していると、お仕事などで新しく千駄ヶ谷に引っ越してくる人が結構多いことに気づきました。ならば、そういった方の中にはきっと私と同じように千駄ヶ谷の街を知るきっかけがあったら嬉しいという人がいるのではないか、と思い新生活のバタバタが少し落ち着くGWに自転車散策イベントの開催を企画した次第です。
あわよくば私も参加者と一緒に楽しんじゃおう、という魂胆です。

そうそう、ついでに坂が多い地域だから自転車は電動がいいな、
であれば乗ってて楽しいE-スポーツバイクなんか最高だな、
ってことで各所に協力してもらい最新E-スポーツバイクを手配していただきました。

さて、そう決まったら次は大事な満足度の高いコース設定です。
餅は餅屋ということで強力な助っ人、あさひの「ガイドマイスター(※魅力あるガイドツアーを提供できる人が認定される社内資格)」である台東入谷店の店長 小倉さんに希望を伝えてコース設定を依頼しました。

ガイドマイスターの小倉さん

“おいしいごはんが食べたい”とか“千駄ヶ谷周辺の見どころを回りたい”だとか私は自分でもかなり雑だなと思うオーダーをしたのですが、小倉さんは何やら私と話しているうちにピンと閃くものがあった様子。
「全部僕に任せといてください!」
と心強い言葉をいただいたので、コース設定は安心してお任せして当日を迎えました。

イベントスタート!

と、少し前置きが長くなってしまいましたがいよいよ5月3日、イベント当日です。
当日はもう一人の助っ人、「接客マイスター(※お客様に最適な自転車ライフの提案ができる人が認定される社内資格)」の南大沢キッズ館店長の織田(おりた)さんにお手伝いいただきました。
道中の自転車隊列の後方から全体をケアしてくれるとのこと。安心感が高いですね。

織田さん:自己紹介によると最近は登山にはまっているそうです。

さて、イベントは参加者同士の自己紹介と準備運動から始まりました。

そしてガイドマイスター小倉さんより本日のコースと見どころの紹介がありました。
手書きのイラストを使いつつ豆知識を交えコースの説明をしてくれるので、つい聞き入っちゃいました。

なかでも彼が描いたイラストはなかなかアーティスティックです。
小倉さん本人も
「けっこう時間かかったんですよね、自信作です。」
と満足気。
そして「特に鳩は自信あるんですよね」と。


鳩はどこだと探しているとおそらくこれのことかな?というものが、、、

色的にもあまり私の知る鳩とは明らかに違いますが、小倉さん本人は「とても良くかけている。本物そっくりだ。」と満足気です。
アーティスティックではあるが本物そっくりではないと思います、、、と言いかけましたが、今日のイベントは彼にかかっているので機嫌を損ねないように、そっとしておきました。


思わず聞き入ってしまうコース案内

さあ、そして外で今回乗る自転車の使い方説明とセッティング。
最新のE-スポーツバイクがずらり。

お見送りを受けると“いよいよ始まるな!”という気分になりますよね。

出発してからすぐにまあまあの上り坂がありましたが、E-スポーツバイクですから楽勝です。
「ラクラク・便利」なのが従来の電動アシスト自転車なのだとしたら、E-スポーツバイクは「ラクラク・便利」+「楽しい」といったところでしょうか。この気持ちよさは普通のロードバイクとも電動アシスト自転車とも違う、E-スポーツバイクならではの感覚ですね。

 

鳩森八幡神社

そしてそのE-スポーツバイクに慣れてきたころ、さっそく最初の散策ポイント「鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)」に到着です。


自転車を押して入っていくと、、、

境内にはバイクラックも。
これは自転車乗りにとってありがたいですね。

また、こちらでは“自転車お守り”や“自転車お祓い”まであるとの事。
自転車お守りは車輪が描かれていて、思わず欲しくなるデザインだったので即買いしました。

ほかの皆さんもいろいろと物色中です。

 
皆、各々の戦利品を手に入れた後、ガイドマイスター小倉さんの勧めでおみくじコーナーに。

すると見覚えのあるものが。

小倉さんが「とても良くかけている。本物そっくりだ。」といっていたあの鳩です。
この「鳩みくじ」のことだったんですね。

確かにものすごい再現率です。そういうことだったんですね、小倉さん。


お、大吉の人がいますね、うらやましい。

おみくじの結果でみんなあーだこーだ話している間に自然と参加者同士の距離感も縮まってきた感じです。
 

おみくじを結んで行かれる方も多いようですね。


 

鳩がたくさん並んでかわいいです。

続いて鳩森神社の見どころひとつ「富士塚」を見に行きます。
 
 

この頃にはみんなだいぶリラックスしてきた感じですね。
 「富士塚」とは富士山を模して造られた塚のことで、1789年に築造といわれているらしいのですが、実際に富士山の溶岩を持ってきて作ったとのこと。200年以上前にこれだけの溶岩を持ってくるなんてすごいですよね。

都心に、しかも千駄ヶ谷DEPT.のすぐそばにこれだけのものがあることに驚きつつ、、、


みんなで山頂へ。
いや~、気持ちいい!
登山にはまっているという織田さんはひときわ嬉しそうですね。

とまあ、こんな感じで鳩森八幡神社を満喫しているうちに早くも満ち足りた気持ちになってきました。
ですが、まだここは第一ポイント。
まだまだE-スポーツバイクに乗り足りませんからここからは少し走っていきます。

TOKYO LIFE RIDE

気持ちよく走っていると見えてきた新国立競技場。

「今年11月末に完成予定ですよー」
とか、
「“全国の人が心をひとつにする”という思いから47都道府県の杉の木が使われているそうですよ。ただし沖縄には杉が無いので、かわりにリュウキュウマツを使用しているとか。」
といった話を小倉さんが参加者みんなに教えてくれますので「なるほど~」と色々勉強できちゃいますし、参加者同士の会話のネタになっているようでした。

さながらバスツアーでバスガイドさんの案内を聞いているような感じですね。

続いて重厚な存在感の「聖徳記念絵画館」。
 

幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示している渋い建物です。
 
ポイントポイントで記念撮影をして、サクサク進んでいきます。

場所柄、道中には信号がそれなりにあるのですが、そこで停車しているときもガイドマイスター小倉さんの豆知識を聞いたり、参加者同士でお話ししたりで、いつもだったら鬱陶しい信号待ちが今日は楽しみな感じです。
もちろんSTOP&GOに強いE-スポーツバイクに乗っていることもありますけどね。

 緑が多くてとても癒される今回のルート。
最初はE-スポーツバイクにおっかなびっくりだった人もこの頃にはだいぶ慣れてきました。

続いて、明治神宮外苑のシンボル「イチョウ並木」。
まさかここをこんな風に自転車で走る日が来るとは思いませんでした。
イチョウ並木のトンネルを自転車で走り抜ける体験は爽快、まさにプライスレス。


うん、良い笑顔ですね!

ひとしきり快走したあとは、おまちかねのランチです。

 
今回は南青山にある「OVE(オーブ)」にお邪魔しました。
こちらは自転車乗りなら知らない人は居ない、自転車パーツメーカー「SHIMANO」さんのお店です。
ゆったりとくつろげる広さがあり、とてもお洒落なお店。
自転車をディスプレイしていたり自転車グッズ・書籍も陳列されていました。

野菜たっぷりでヘルシーなランチメニューの中、今回は全員そろって「たっぷり味噌汁と季節のごはん」を頼みました。
  
 お出汁と野菜のお味がしっかりしていて、またそれぞれの食感も変化に富んでおり楽しめます。
そして男の私でも十分満足なボリュームもありました。
私が毎週のように食べているラーメンとは全く逆ベクトルの感じです。
毎週、本能のまま体に塩分・油分・炭水化物を投入している私の体が健康になっちゃう、といえばなんとなく伝わるでしょうか。

食後にはありがたいハーブティ。

これは、、、
走って、食べて健康になっちゃいますね。
健康になっちゃいます。

「!」

思い出しました。
小倉さんに今回のイベントの内容について相談をしたときに彼が何か閃いたのを感じ取りましたが、思い出しました。
あの時小倉さんの目線が私のポッコリお腹をロックオンしていたことを。
はい、小倉さん、無言のメッセージ受け取りました。ダイエット頑張ります。

と私は少々複雑な気持ちになりましたが、参加者のみなさんは団らんに花が咲いていました。

けっこうランチのボリュームがありましたので、腹が落ち着くまで休憩を。

そして、出発地点の千駄ヶ谷DEPT.へと戻ってまいりました。

長時間のイベントでしたが皆さん疲れも見せず、むしろイベント前より生き生きしているのでは?

TOKYO LIFE RIDEを終えて

私は一人でサイクリングすることが多いので、ガイドさんがいるサイクリングツアーっていうのがピンと来ていませんでした。
ですが、今日ハッキリわかりました。

自分のお店で開催したイベントなので手前味噌になっちゃいますが、
これは良いです!

何が良いかって
とーーーっても気楽です。

私もわりとそうなのですが、目的地を決めて、ルートを調べて、携行品を準備して、、、って人によっては結構面倒ですよね。
自転車も持って行かなくていいし(っていうかE-スポーツバイク持ってないし)。
それらをすっ飛ばしてただ楽しむだけ。

とても楽しかったです。念願の街を知る、っていうことができました。
ただ、今回だけではまだまだ足りません。

ですので、次回は夏ごろにまたイベントを開催したいと計画中です。
(夏の日中は暑すぎるから花火を見ながらのナイトライドもいいなぁ、とか。)

「TOKYO LIFE RIDE」
もっといろんな所を知りたい、
いろんな人と出会いたい、
そんなあなたにオススメのイベントです。

今後のイベントに興味がある方、リクエストがある方はぜひ千駄ヶ谷DEPT.まで。

それではまた。

TEXT:千駄ヶ谷DEPT. 加藤