ハワイは自転車パラダイス!ホノルルセンチュリーライドに参加してきました。

2019.10.31

最速店長選手権を終え、ホノルルへ出発

こんにちは。最速店長選手権に出場した中村こと、スタッフYaromaiです。

2019年9月25日に行われた最速店長選手権に出場した私は、
帰宅後休息も束の間、翌日にはホノルルへ出発しました。
その目的は9月29日に行われる「ホノルルセンチュリーライド」に参加するため!!

ホノルルセンチュリーライドとは?

ホノルルセンチュリーライド(以下HCR)は、初心者やお子様連れのご家族から本格派ライダーまで、どなたでも楽しめるファンライドイベントです。
ライダーの体力や当日の体調により、ご自身で走行距離を選んで折り返すことができ、最長で100マイル(約160km)のロングライドを楽しむことができます。
 観光旅行では訪れる機会が少ないオアフ島東部の美しい海岸線や山脈などの風景を楽しみながら爽快なライドを是非ご体験ください。
公式ホームページより。途中抜粋)

2019年の参加者が約1500人で日本人参加者がその3分の1の600人程とのことと、日本人にも非常に人気のHCR。
最長で往復160km(100マイル)のコースでありながら40km(25マイル)・80km(50マイル)・120km(75マイル)、更には片道分を目一杯楽しめるワンウェイライドがあり、ワンウェイライド以外は当日の自分の気分やコンディションに応じて選択ができる点は自由度が高く、ビギナーから上級者までしっかりと楽しめるようになっています。

ルート設定も日本のロングライドイベントと同じでわかりにくい交差点には案内看板が設置されていたりやスタッフが常駐していたりなど迷うことはないようになっており、またできる限り左折(ハワイは右側通行。日本でいう右折)は少ないルートで構成され、場所によっては1車線を自転車のために解放してくれるなどされており、走りやすく設計されています。

また、自転車レーンがあるなどインフラの整備もされている他、交通ルールとしても右折(日本でいう左折)の場合も原則として赤信号でも安全ならそのまま右折できる(禁止する標識がある場合除く)ため、全体的にストップ&ゴーが非常に少ない、身体への負担が走行距離に対して優しいライドでもあります。

加えてハワイというロケーションにおいて、現地での日本人の過ごしやすさや、日本語対応などのサポートの安心感、リゾート感もあり、魅力が高く・旅の敷居は低く、幅広い層に楽しんでいただけるイベントになっています。

全身で楽しんだホノルルセンチュリーライド当日!

前日からのワクワクを抑えながら眠りにつき、いよいよHCR当日!

当日朝は5時50分までに会場に集合なので、まだ暗いうちにホテルを出発。

スタート地点のカピオラニ公園の会場に到着すると既に参加者がたくさん集まっています。

まだ暗い中始まる開会式を終えた後は、参加者は順番にスタート。

朝焼けとともにダイアモンドヘッドのふもとを駆け抜け、出発から美しい景色を眺め特別な1日の始まりを感じます。

開幕いきなり眼前に飛び込むダイアモンドヘッド・ルックアウトの朝焼け。美しい。

気温は日本の9月よりは暑いながらも、5月後半のような「暑さを感じながらもいやな蒸し暑さ」は感じない走りやすい空気。
天気も良く、絶好のサイクリング日和です。

街中を抜けハイウェイを駆け抜けた先にあるのは最初のエイドステーション。


サンディビーチパークは山と海に挟まれた広大で迫力のある景色が印象的。

それぞれ好きな距離を選んで走ることができるので、参加者も様々。
親子や夫婦、友人同士のグループもあればタンデム車での参加もありました。

25マイル(40km)のチャレンジの人はここで折り返し。
でも、できればちょっと頑張って次のポイントまでは行って欲しい!!

50マイル(80km)チャレンジの折り返しポイントのエイドステーションの手前にあるのは、マカプウ岬。

坂を上った先にあるこの場所から見える景色はさすがハワイ!!
語彙力が崩壊して「すげえ」「きれい」しか出てこなくなるほど見事な眺めで、脚に自信がない参加者もせめてこの景色は見れるように、頑張って50マイルは走ってほしいですね。

その後も鬱蒼とした木々が茂る道を進んだり、高級住宅街や壮大な山の景色を見ながら走り抜けたりと、ハワイの景色と空気を存分に楽しみながら走行。

道中に何回かあるエイドステーションでも、現地のボランティアスタッフや他の参加者との会話が楽しく、ハワイ全体がHCRというイベントを楽しもうという空気に包まれているように感じます。



人種や文化は違えど、今はただ自転車に乗ってこのイベントを楽しむのみ。
目的は一つに、各々思い切り全力で楽しみます。


この日100マイルに挑む者にしか見ることができない美しい青色の海岸線を走った先で、

ついに100マイル折り返し地点に到着。

ここまでドーナツ(マラサダ)やフルーツ中心だったエイド飯ですが、ここで米!!

スパムむすびをもぐもぐ。
塩気が!米が!あーうまい!!!(もう語彙力は崩壊

帰りはおよそ行きと同じ道のリターンですが、行きと逆向きのため今度は山側が近くなり、また違った印象を与えてくれます。

また、帰り道では途中で「ヒルクライムチャレンジ」があり、まだまだ走り足りないライダーはここで1.6kmの激坂にチャレンジすることもできます。

私も当然チャレンジしたのですが、話を聞いたところヒルクライムチャレンジの参加者はわずか20数人ほど(女性は1人のみ)。
受付スタッフに「なんで!せっかくホノルルまで来たのにもったいない!」って言ったら、

「そんなこと考えてるのはキミ達クレイジーな人たちだけだよ!hahahaha!」って言われちゃいました(笑

そんなこんなでスタート近くまで戻りゴールまであとわずかになって見えるのは、朝とはまた表情を変えたダイヤモンドヘッド・ルックアウト。

見下ろす海も行きとは違う色で表情を変えており、普段ならあまり好まない「同じ道の往復ルート」でも、こういった形で往路と復路で違うものが見えるのはいいものですね。

そして最後はカピオラニ公園に戻ってきてダイヤモンドヘッドをバックにゴール!!

走り切った達成感とともに、この上ない満足感を感じる素晴らしいライドは幕を閉じました。

海外への飛行機での輪行について

今回私はプライベート旅行のため、旅行会社での格安のツアーで参加しました。

その上で思ったところとしては、航空会社は日本航空(JAL)がおすすめ。
日本航空がオフィシャルスポンサーをしているのでエントリー費が安くなるなど色々理由はありますが、その1番の理由は「ハワイ自転車運搬無料キャンペーン」があるからです。
通常、JALでのフライトの場合三辺合計203cm以上の荷物にはサイズ超過料金がかかります(片道2万円)が、「ハワイ自転車運搬無料キャンペーン」では、この料金を無料にしてくれるというもの。

他の航空会社の場合だとそもそもこのようなサービスがなく超過サイズ料金を支払う必要があったり、サイズ内でも自転車は別料金だったりします。
格安のツアーだと航空会社は選べなかったり、選ぶ際に別料金が必要だったりするけれど、せっかく旅費を安くあげてもここで超過料金を支払うことを考えると、JALを選択することをお勧めします。

輪行はオーストリッチOS-500等のソフトケースタイプで行きました。
一般的には「箱の方がいい」とは聞くけれども「自転車と分かるソフトケースの方が空港で投げられにくい」という体験談も聞いたことがあった点、空港までの移動のしやすさの点から今回はソフトケースにしました。
ただ、無料キャンペーン側からは「箱を使ってください」ということでしたので、次回以降は箱での輪行にしたいと思います。
気持ちの面でも、ハワイの場合であればその方が安心だなと感じたことも大きいです。

なお、HCRの場合は同じ時期に出発する人が多く、同じ便に預け荷物として自転車がたくさん(私の搭乗した便でも20台ほど)ありました。

日本の空港でも、ハワイの空港でも空港スタッフが自転車の取り扱いを把握しているので対応がかなり良い印象でした。

そんな不自由がなさそうな飛行機輪行で困ったのは、空港までの往復。
自宅から最寄り駅まで、駅から空港まで、どちらの移動もバスやタクシーや電車の移動はかなり困難。
空いている時間であればいいですが、帰りの列車では混雑する列車を何本も見送り、最寄駅からは自宅までタクシーも1人1台使用。
周りにもスペース的に迷惑をかけてしまうし、意外に時間と費用、そして何よりも非常にストレスがかかるものでした。
空港の扱いや配送業者によっては空港まで郵送し受け取れるサービスがあるので、それを使えばよかったなとこの点は反省しています。

ちなみにここまで挙げた不安や、こうした方がよかったというのを見事叶えてくれるのが、サイクルベースあさひのツアー。
お店に自転車を持ち込めば梱包し・空港まで郵送いたしますので、お客様はチェックイン前に空港で受け取るだけ。
私が苦労した自宅-空港間の移動が簡単にできます。
さらにはホノルルに到着してからも組み立てのサポート、イベント後も梱包サービスなど充実しており、お客様は現地でのライドを楽しむことだけを考えて参加できます。
2020年以降も計画していくとのことですので、ご期待ください。

今年のあさひツアーのレポートについては、あさひから添乗参加したライドツアーイベント企画運営担当のブログを是非ご覧ください。

南国のサイクリング天国!ホノルルセンチュリーライドツアー2019レポート

(サポートライダーの神楽坂つむりさんもきっとそのうちブログを書いてくれるはず!)

プライベートも充実!是非ともまた行きたいホノルル!!

今回はプライベートでの旅行のため、事前ライドでは北側のノースショアまで走ってビーチで遊んだり、珈琲やフルーツなどのグルメを楽しんだり、海ガメに出会ったり、端から端までかかるハワイの虹を見たり、バスに自転車をのっけたりするなどハワイならではの体験もできました。




走りやすく、景色もきれいで、みんな優しく楽しい。まさにここはパラダイス。

十分な期間の休日と、少なくとも国内旅行よりはかかる費用の兼ね合いもあるため毎年毎年…とはなかなか行けないけれど、是非ともまたリピートしたい、そう思えるライドでした。
HCRのリピーター率が高いというのも納得です。

来年の検討をしている人も、行きたいけれどなかなか行けないなと思っている人も、行けばよさがわかる!行って後悔はしない!
ぜひ、思い切って1度行ってみましょう!

TEXT:yaromai