【MiNERVA-asahi】あさひ公式レーシングチーム復活!初戦レースレポート

2020.08.05

あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」が再始動

今から35年前、あさひがプロショップを運営していたころに設立されたレーシングチーム「 ミネルヴァ」。当時、チームとして各地で開催されていた数々のロードレースに参戦し好成績を残していましたが、時がたつにつれ活動は一時休止していました。

そんな中、これまであさひで勤務しながらトレーニングを積み、ロードレースに参戦してきたスタッフ有志が集まり、レーシングチーム「MiNERVA-asahi(ミネルヴァあさひ)」を再結成し、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)へのチーム登録ならびに各地で開催されるJエリートツアーに参戦することになりました。

メンバーのレベルは様々で、表彰台上位の選手から、これから力をつけていく選手が入り混じっています。あさひとしては、今後スポーツとして自転車を楽しんでもらえるきっかけになるように、チームを通じてレースの楽しさをお届けしたいと思います!

実は本来であれば春先にチームの発足をご報告するはずでしたが、コロナ禍で様々なイベントが延期、中止となり、やっとチーム紹介ができることになりました。

今回は、群馬県北部に位置する群馬サイクルスポーツセンターで7月23日から25日の3日間にわたって行われた「第54回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会3days」にMiNERVA-asahiのメンバーが参戦。

MiNERVA-asahiとして初めてのレースレポートをお送りします。

Day1レポート ~厳しい路面状況の中スタート~

1日目のレース、各クラスにエントリーしたメンバーは以下になります。
E1クラス(6km×12周回=72km):小嶋渓円選手
E2クラス(6km×10周回=60km):川勝敦嗣選手
E3クラス(6km×8周回=48km):井上慶亮選手、今井亮太選手、永友宏樹選手、能戸雄大選手、布田直也選手、堀井卓選手、堀江郁人選手

定刻通り午前9:30にE2クラスがスタート。
その3分後にE3クラスがスタートとなります。
早朝から降り続いた雨の影響により路面はスリッピーな状況。

両クラス共に安全確保のためスタート後の10kmはバイクの先導車が入り追い抜き禁止のローリングスタートとなりました。

E2クラスでは3周回目に設定された中間スプリント賞に向けて川勝選手を含む3名が飛び出します。

最大斜度8%。高低差42mとアップダウンが続く群馬サイクルスポーツセンターのコース内。
集団に遅れまいと各メンバーは必死にペダルを踏みこみます。

E2クラスのゴールシーン。トップはレース中盤から単独で逃げ出した本多晴飛選手(ALL OUT reric)が後続集団に23秒先行して単独でゴール。
川勝選手は後続の集団でゴールし6位となりました。

続いて午後12時20分にE1クラスのレースがスタート。
こちらもバイクを先頭にローリングスタートとなります。

スタート後すぐは集団の前方に位置していた小嶋選手ですが、この後、下りのヘアピンコーナーで前を走る選手と接触してしまい転倒。
残念ながらリタイヤ(DNF)となってしまいました。

【Day1・リザルト】
E1クラス:小嶋渓円選手(DNF)
E2クラス:川勝敦嗣選手(6位)
E3クラス:布田直也選手(11位)、能戸雄大選手(26位)、堀井卓選手(28位)、堀江郁人選手(33位)、井上慶亮選手(39位)、今井亮太選手(65位)、永友宏樹選手(58位)

Day2レポート ~小嶋選手は前日の屈辱を晴らすことができるか~

2日目はE2ならびにE3クラスのレースは無く、E1クラスに小嶋渓円選手のみが出場しました。
E1クラスは6kmのコースを17周する102kmと3日間のうち最も長い距離となります。
前日の落車の影響でヒザに包帯を巻いたままでの出場となりましたが、前日の落車によるリタイヤの屈辱を晴らすべくスタートラインに並びます。

下りのヘアピンコーナーを集団で下っていきます。前日の落車で怪我をした右ヒザの包帯が痛々しい。

レース中盤あたりより、先頭の10数名の選手たちが抜け出し逃げグループを作り先行します。
小嶋選手は第2集団にマークしていた選手数名が残っていたため、この逃げグループに加わることなく第2集団に残ってレースを進めていきます。

レースはその後も先頭の逃げ集団と小嶋選手が残る集団との差が縮まらず最終周回へと入ります。
最終回に入ってすぐに小嶋選手は単独で集団から飛び出しますが、時すでに遅し。
先頭はそのままゴールへ。
小嶋選手は最終周回を単独で走りトップから3分32秒遅れの13位でゴールしました。

【Day2・リザルト】
E1クラス:小嶋渓円選手(13位)

Day3レポート ~最終日、各選手の結果やいかに~

3日目のレース。各クラスに出場したのは以下の選手たち。
E1クラス(6km×15周回=90km):小嶋渓円選手
E2クラス(6km×12周回=72km):川勝敦嗣選手
E3クラス(6km×8周回=48km):井上慶亮選手

3日目は残念ながら、ご紹介する写真が無いのでレース結果のみをご紹介します。
E1クラスに出場した小嶋選手は先頭集団のままゴールしトップとタイム差なしの6位でゴールしました。
E2クラスは出走人数が62名中、完走できたのが18名と厳しいレースに。このE2クラスに出場した川勝選手は18位でゴールしました。
E3クラスに出場した井上選手はトップから7分42秒遅れの49位でゴールしました。

1日目のE2とE3のレース終了後のMiNERVA-asahiのメンバーです。
今回、レースに参加した選手たち、本当にお疲れ様でした。
普段の店舗での仕事とトレーニングを両立させながら頑張ってくれました。
これからも各地のレースに参戦していきますので、このジャージを見かけましたら、優しく応援していただければと思います。

TEXT:kisshie