ロードバイクにもいろいろジャンルが?!これからは「アドベンチャーロード」「グラベルロード」が熱い!!

2018.12.03

アドベンチャーロードってなんだ?

朝晩は少し冷え込み始めた11月中旬、JAMIS JAPAN様よりアドベンチャーツアーへお誘いいただきました。

まだ静かではありますが、最近「グラベルロード」「アドベンチャーロード」ジャンルの人気が高まってきているようです。 そこで今回、JAMIS様の「アドベンチャーロード」を体験すべく、ツアーに参加させていただきました。

 

私自身、アドベンチャーロードなるものは持っておらず、現時点ではどんな自転車なのかはあまりイメージ出来ていません。  
「アドベンチャーロード」という名前から想像するに、なんかやんちゃな感じです。
ロードというくらいですから、見た目はロードでマウンテンバイクとミックス?的な自転車を想像していますが実際はどんな自転車なのでしょうか。

 

当日、今回ご用意していただいた自転車がこちら。 ・JAMIS RENEGADE EXPLORE

初めて見た印象としては、太めのタイヤを標準装備したロードバイクといった感じです。

ドロップハンドルに、700×36Cタイヤ、ディスクブレーキといった仕様となっていますね。 ロードでアドベンチャー?ますますわからなくなってきました。  

出発前に持ち物について

出発前に持ち物や装備を整えていきます。初心者の私は装備品等は特にございません。 しかし、ツアー同行者のベテランお二人は!! そんなに荷物持っていくんですね、、、というか、そんなに荷物積めるようになってるんですね、、、 今回お借りした自転車は、リアキャリアだけでなくフロントフォークの両サイドに、キャリアを装着するためのダボ穴が設置されています。 アドベンチャーバイクでは、ここが重要なポイントのようです。

ブラックバーン
OUTPOST CARGO CAGE(アウトポストカーゴケージ) ボトルケージ台座に取付けるキャリア
詳細はこちら

現時点では、どのような装備が必要なのか若干の知識は得ましたが、どんな道を走るのかは未知数です。 ツアー予定のコースは、 合計で約50キロの舗装路と未舗装の山道等を含むコースとの事。どんなところかは分かりませんが、まあ体力には自信があるので余裕だろうと、いざ出発!

実際の走行感は?

タイヤが太くパターン的にも舗装路での走行は向かないかなと予想していましたが、実際走ってみると意外と悪くない。 むしろ舗装が若干悪くても、タイヤが太いので安定するし、多少の段差も気になりません。スピード感も問題なし。 しばらく走っていくと、舗装路から砂利道へ誘導されます。 この程度ならイメージした感じ、舗装路と変わらず問題なく走行できます。 若干な山道に入っていきます。登りですがまだ笑顔を見せる余裕も。 からの、、、 地面は砂利とかそんなレベルではなく、石、木の枝、石、木の根、石、、、の連続。 しかも、結構な勾配の坂を上ったり下ったり、降りて歩いたり担いだり。   様々な障害物にハンドルを取られながらも、ベテラン2人はどんどん進んでいきます。そう、こんな道でも楽しそうに走破しています!! 初心者の私も、最初は障害物のサイズや数にかなり慎重になっていましたが、慣れてくれば下りでもスピードが出せて気持ちいい。 太めのタイヤのロードタイプの為、こんな荒れた道でも安定感とスピード感の両方を兼ね備えており快適に走破。

大自然の中でコーヒータイム

出発時にたくさん積み込んでいた荷物はこの為だったんですね。自然に囲まれた場所で飲む美味しいコーヒー。これもアドベンチャーツアーの醍醐味です。

 今回は日帰りですが、キャリアや自転車に装備したバックにテントや水、食料等を搭載し夕方に自宅を出発して1泊、翌日の朝に帰路につくような遊び方も出来るんだとか。

 

 下の写真は、ジェイミスジャパン様担当者のスタイル。

基本、食材はお湯で調理できるものと、冷えたビールとウィスキーをもって出かけているそうです。(夏場)
朝マズメに釣りをして、朝の涼しいうちに家に帰る、非常に気軽なキャンプです。

 通常のキャンプとは違い、自転車での移動により行動範囲が広がり、荷物も多く搭載可能なので新しい遊びが出来るのではないでしょうか。

搭載するキャンプ道具は、流行の「ウルトラライト」な装備をチョイスするのがお勧めです。

まとめ

気づけばあっという間に、舗装路へ到着。最初はしんどかったものの、さっきまでの荒れた道をもっと走りたかったと思えたほどの達成感。 そして、川沿いの砂利道をと舗装路を交互に走り帰路へ。

そしてツアーのゴール地点へ到着。お疲れ様でした。

あー、、思ったよりハードなツアーでしたが、本当に楽しかった。
イメージと全然ちゃうわっ!!て思うコースやアドベンチャーが待っていました。

体験後に思ったのは、「アドベンチャーバイク」は街乗りにも適してる自転車であるということ。
自転車は基本車道の端を走行しなければなりませんが、舗装が悪かったり側溝のふたがあったり、タイヤが細いロードバイク等では走行が不安定な状況が多々あります。
※余談ですが、自転車の事故原因として、「路面状況の見落とし」は上位に入るほどです。それほど日本の道路は舗装が悪いところが多いのです。

 

タイヤの太いマウンテンバイクでは、スピードが出しにくく長距離ライドには不向きです。あらゆる路面状況でも安定し、スピード感もあり、 かつ同じ自転車で山道までも走破出来る。
つまり、アドベンチャーロードは、通勤・通学から遊びまで、実は一番多くの要望に応えられるバイクだということです。 これ一台あれば何ジャンル分も楽しめます。  

 

今回ご用意していただいた、「JAMIS RENEGADE」であれば標準装備そのままでも、街乗りから今回のようなツアーにまで十分対応できます。   ファーストバイクにロードを検討されている方、セカンドバイクをご検討中の方に特にお勧めです!

 

購入前に、再度自分の用途に合ったものであるかどうか考えて、自分に合ったジャンルの自転車を購入してはいかがでしょうか。 「アドベンチャーバイク」は、まだ一般的には認知度が低いジャンルですが、きっかけさえあれば一気に流行りそうなスタイルですね。
みなさんも早くゲットして、アドベンチャーに出かけてみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、「RENEGADE」のおすすめポイントをご紹介いたします。

①JAMISでは、SSD(Size Specific Design)を採用。サイズ毎に細かくスペックが調整されており、全サイズ同様の乗り味を体験可能に。 ②RENEGADEは、「カーボン」「クロモリ」「アルミ」の3種類のラインナップから選べる。
③リアキャリアだけでなく、フロントフォークにもキャリア取付け可能なように台座が標準装備。  

以上、極寒の真冬になる前に、遊べる自転車をゲットしてオンもオフも楽しみましょう!!

 

TEXT:鉄夫