【MiNERVA-asahi】エースにリーダージャージを。JBCF 播磨中央公園クリテリウムDAY2レポート

2021.03.25

チームでリーダージャージ獲得を目論む。

3月13日、14日に兵庫県播磨中央公園で行われた「JBCF 播磨中央公園クリテリウム」にあさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の川勝選手(E1)、古川選手(E1)、中村選手(E1)が参戦しました。

古川選手と中村選手は今期から新加入したメンバー。

レース1日目は初めて一緒に走るチームメイトの走りを確かめながら連携を試みましたが、川勝選手は惜しくも2位入賞!

【MiNERVA-asahi】まさかのリタイア?新メンバーと初のタッグで挑む、JBCF2021開幕戦。(動画あり)

2日目の今回は古川選手、中村選手がエースの川勝選手をアシストし、なんとしてでもリーダージャージ獲得を目論みます。

~ひとことメモ~ リーダージャージってなんだ!誰もが一度は着てみたいライダー憧れの勲章

自転車レースでは毎レースごとにポイントが付与され、シリーズ中の合計ポイントが最も高い選手にリーダージャージが与えられます。レースで表彰台に上がることももちろん名誉ですが、シリーズのトップ選手を表すリーダージャージを獲得することも、選手にとってはめちゃめちゃテンションが上がることです!

今回のレースはクリテリウムというレース方式。クリテリウムは平坦な周回コースを走るのが特徴のレースですが、播磨中央公園のコースはほとんどのセクションが上りか下りで構成されています。

コース中には180度のヘアピンカーブや下りながら続くS字カーブなどがあり、持久力やパワーだけでなくライドテクニックもカギになってきます。昨日のレースから周回数が2周増え、合計17周(3km×17周=51km)になります。

JBCF HP参照

 

有力勢のアタックをつぶせ。古川選手からのレースレポート!

こんにちは。三島店の古川です!

昨日のレースで2位に入賞したエースの川勝選手。
今回のレースで川勝選手がリーダージャージを獲得するには、優勝もしくは2位に入賞し、塚本選手(ZERO)が3位以下になる必要があります。

チームの作戦としては、前日上位の選手を徹底マークしていきます。

レーススタート!

想定通り、序盤から上位勢が積極的にアタックをしてきた為、反応しつつ、自分も逃げに乗れるに越したことはないのでかなり飛ばしていきました。

逃げに乗る川勝選手、メイン集団をコントロールする古川選手

7周目あたり、塚本選手(ZERO)のペースアップがきっかけで、各チームの有力選手が多く乗った逃げ集団が形成され、川勝選手もそこに乗っていきました。

後ろの集団に残った自分は、そこからは集団のコントロールに徹して川勝選手を含んだ逃げ集団とのタイム差を開かせるためにローテーションを乱し、ブリッジ目的のアタックには全て反応していきました。

同じく逃げに選手を送ることに成功したチームと連携が出来たため、最後までブリッジは成功しませんでした。

~ひとことメモ~ 逃げ集団とメイン集団、複雑に絡み合う心理戦!

自転車レースでは集団から飛び出た「逃げ集団」にエースが乗ったとき、後方の「メイン集団」による追走を阻止するために「メイン集団」に残ったアシスト選手が、意図的にペースを乱すことがあります。

「逃げ集団」にエースが乗れなかったチームは、前の集団に追いつくためにアタックを試みますが、今回のようにどちらのチームもエースが逃げに乗れた場合、
「後方集団を押さえる」という目的が一致するため、連携が成立します。ロードレースは他チームの状況も見極めながらすすむ、ハイレベルな心理戦だ!

 

気になる川勝選手の動きは、、、

一方川勝選手は、そのまま逃げ集団の中でローテーションを行い周回を重ねます。

逃げ集団のメンバーは塚本選手(ZERO)小林選手(soleil de lest)池川選手(VC VELOCE)佐藤選手(VC福岡エリート)、原田選手(Infinity Style)と川勝選手の6人。

どのメンバーもエース級の脚力の持ち主で、逃げが決まった瞬間から川勝選手はこの6人の勝負になることを確信していました。

最終周回に差し掛かった瞬間、佐藤選手(VC福岡エリート)がとてつもないスピードで前に出ました!

誰も反応できず、佐藤選手が独走態勢に。

塚本選手(ZERO)小林選手(soleil de lest)池川選手(VC VELOCE)が追走、川勝選手はやや遅れて追走。原田選手は脱落。

そしてついに、ラストは最後に残ったメンバーでのゴールスプリント!

全力でもがきますが、、、

、、、惜しい!4位。。。

古川選手レースの振り返り

後から思ったのですが、アタックの反応や、川勝選手の逃げを決めさせることに集中しすぎて、タイム差が開きすぎてしまいました。

今後は、トラブルがあった際にも対応できる程度のタイム差で集団をコントロールする必要があると感じました。

コントロールに脚を使い切り、終盤のペースアップでは先頭を維持できなくなって後方に下がってしまい、最後はドロップしてしまいました。
やはり終盤のスタミナが課題です。

次戦はJBCF 東日本ロードクラシック(群馬)です。
今後も応援、サポート、よろしくお願いします!

レポート:三島店 古川

その他リザルト

3/14(日) 第2回JBCF 播磨中央公園クリテリウムE1

4位 川勝選手(橿原葛本店)
15位 中村選手(本社)
26位 古川選手(三島店)

 

3/14(日) 第2回JBCF 播磨中央公園クリテリウムE3

同日に行われたE3のレースでは新加入選手含め9名の選手が出走しました。

7位 布田選手(名取店)
14位 鉄山選手(山科店)
20位 結城選手(三鷹新川店)
23位 堀江選手(岐阜市橋店)
24位 堀井選手(桜塚店)
31位 宇田選手(摂津千里丘店)
32位 永友選手(南大沢店)