洛西口店イベントに、話題の『YPJ-MT Pro』登場!! Part2

2020.10.13

あのYPJ最新モデルにご対面! 乗り出し前の印象は・・・・

こんにちは!洛西口店の谷口です。

 

「洛西口店イベントに、話題の『YPJ-MT Pro』登場!!」ブログの第2段を担当します。

前回のブログでかなりハードルを上げられましたが、各メーカーのE-bike(E-バイク)はかなり乗り比べてきた事は間違いありません(笑)

僭越ながら、『YPJ-MT Pro』のライドインプレッションをさせていただきます!!

 

その前に・・・ まずは私も外観からチェック!!

やっぱりオーラがスゴイ・・・・

 

ヤマハのイメージカラー“ブルー”が山で映える!
やっぱり乗り物好きは、ヤマハブルーに萌えますね!!

カタログ値は24㎏程の車体重量ですが、メチャクチャ重たいという印象ではありません。
メインフレームは出来るだけ軽量に作りこんで、路面とダイレクトに接するタイヤやサスペンションに強度の高いパーツをアッセンブルして、誰でも安心してオフロードを攻められる仕様ですね。

重量バランスは少しフロントヘビーな感じです。

対してリア周りは軽いので、バイクのテールを振ってコントロールしやすそうな印象。

 

チェックはこれくらいにして、早速乗ってみよう!!

パーツ構成などは前回のブログ「洛西口店イベントに、話題の『YPJ-MT Pro』登場!!」を覗いてみてください♪

洛西口店イベントに、話題のヤマハE-MTB『YPJ-MT Pro』登場!!

MTBとしての基本性能はどうなんだ? 緩やかな緩斜面でスラロームテスト。

またがると、E-bikeにありがちな“ゴツさ感”がありません。

下り系のトレンドであるフォワードジオメトリーに寄りすぎず、かといって一昔前のジオメトリーでもなく、万人が乗りやすいジオメトリーになっている印象です。
キャスター角は66°とYPJ-XCに比べて約2°も寝ています。
これはかなり下りでも安定した走りが期待できそう(笑)

まずは、バンクのない砂利の緩斜面で倒しこんでスラローム。


マキシスのハイローラーは僕もDHレースをしていた頃から愛用していますが、グリップ性能・転がり抵抗のバランスは最高!
砂利が浮いている場所では、少しだけエア圧を抜く事でがっちりグリップでき、気持ちよくコーナリング可能!
アシストがONの状態でも、ヤマハのモーターユニットに新採用されている『クワッドセンサー』でぎくしゃくしない。

こりゃ、すごいぞ!
アシストを効かせてコーナリングの立ち上がりをモトクロスバイクの様に加速する事も可能だ!!

初乗車なのに手足の様に扱えるのはまさに“人馬一体”!!

次はカッティーズ(後輪をスライド気味でのターン)でスラロームしてみます。
リアまわりが軽いので非常に振り回しやすい!!
E-bikeの重量感を感じません・・・・

積極的にバイクの向きを変えてコーナリングも自在です。
瞬間的にドカンッ!と荷重をかけてもフレームの剛性が高いため、腰砕けにならず前に進みます。

登坂性能・コーナリング・トレイル内での性能は? いざコースイン!!

それではいよいよコースイン!
『湯船TOPEAK MTB LAND』はマスターズクラスのクロスカントリーコースで、コースに不足は有りません。
E-bikeEのテストをするには絶好のロケーションです。

 

まずはスタートしての緩やかな登り。

路面は砂利と芝生でトラクションのかかりはバッチリ。 

立ち漕ぎしても、ほとんどホイルスピンすることなく「スルスル」と登っていきます。

「楽しい~!!」

 

そしてヘアピンを折り返して本格的な登りへ。
モードはEXPW(エクストラパワー)モードへオン!

シッティングのままで、これまたスルスルと登っていきます。

ここまでなら、先に発売された『YPJ-XC』も同じなんですが、Wサスになったことで路面が荒れていても根っこがあっても、抜群のトラクションでペダリングを休めず常に登坂中も漕ぎ続けられる!
そして、平地での第一印象はフロントヘビーな感じでしたが、これが登坂中に前輪が浮きにくく感じられ、ハイパワーゆえの登坂中の“まくれ”が皆無!
オフロードの登りは前輪と後輪のトラクションを気にしながら登るのですが、YPJ-MT Proは景色を楽しむ余裕さえあるぞ! 
トラクションの掛かりまでお任せなんて、なんて賢い自転車なの!
※個人の感想です(笑)

しかも楽しい!!

路面が荒れていようが絨毯の上を走っている感じ。

もちろん回すペダリングは必要ですが、少々荒くペダルを踏みこんでもホイルスピンは最小限。

これもセンサー技術の凄い所だな~と感心します。
「電動の乗り物に乗っている」そんな感じはなく、「自分の脚力が上がった」もしくは、「今日の俺、なんだか調子いい!!」って感じちゃうぐらい、自然なんです。

この感覚、せひ実車を乗っていただきた~い!!

 

そしてコーナリング中も漕げちゃうのでどんどんペースが上がります。

これはプロライダーになった気分だッ!

敢えて気になる点を言うと、コーナリングスピードが上がるのでバイクが起き上がってくること。
ジャイロ効果が働くと回転物はどんどん起き上がる傾向になります。

(コインを指ではじいて回す原理ですね)

コーナリングスピードが上がると自転車は起き上がってくるのです。
タイヤのインチが上がればその傾向がどんどん強くなります。
自転車でコーナリングするときは自転車を倒さないといけませんが、倒れにくい≒曲がりにくいという事になります。

 

ここで効いてくるのが、平地でテストした時に感じた、乗車時の車体の軽さとリア周りの軽さです。
積極的にバイクを倒しこんで、後輪から向きを変えてあげればハイスピードでのライディングもOK!!

のんびりライダーさんから、アグレッシブライダーさんまで受け止める懐の深さを感じました。

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2020 YPJ-XC 27.5インチ(650B)油圧ディスクブレーキ 電動自転車 マウンテンバイク
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気になる下りの性能は・・・?

僕も元はダウンヒルライダーでしたので、下りは大好物。

下りに突入したとたん、もう普段のMTBと遜色ないのはすぐに分かりました。

寝気味のキャスター角が安定性を確保して、コーナリングも2.8という極太サイズのタイヤが気にならないくらい走行ラインが“ピターッ”と決まります。

勿論滑らせてもコントローラブル。

※自然のトレイル・山道ではコース保全のため、滑らせないように走りましょうね♪

 

マグラのブレーキのリニアな効き加減も最高ですね。

ファーストインプレッションですが、ストッピーもばっちり決まりました。
車体重量になれちゃえば、派手なアクションもバンバン入れられそうです。

登って最高、下って最高なのでした!!

『YPJ-MT Pro』の総合評価は!?

結論。

僕は常々、ヤマハのYPJモーターユニットだけでも欲しいくらい良くできたシステムだと思っているのですが、新型『PWX-2』ユニットはまさに正常進化と言えるでしょう。

80Nもの大トルクのモーターと車体をトレイルで暴れさせないクアッドセンサー技術。

まさに楽しさのトルクが途切れない! なんちゃって(笑)

オートバイのノウハウを惜しみなくつぎ込んだDual Twinフレームが軽さと、剛性を確保。

パーツのアッセンブルにも妥協無し!

初心者はもちろん、上級者も大満足な『YPJ-MT Pro』ですが、メーカー希望小売価格¥660,000(税込)は正直安いと感じちゃいます・・・・

 

この『YPJ-MT Pro』は洛西口店へも導入予定です!!ぜひ体感しにお越しください。

首を長くして、皆様のご来店をお待ちしております!!

 

TEXT:洛西口店 谷口