1×11(ワンバイイレブン)で始める新しい自転車生活

2018.08.15

メリダのロードツアラーって?

今夏に新しくリリースされたあさひ限定のグラベルロードバイクメリダ ロードツアラー。 エントリーグレードとしてハイコストパフォーマンスで、多用途に使用できるこちらのバイクはリリース直後から社内外から好評を頂いております。 (画像に出てくる車体は、プロトタイプのためクランクセット、スプロケットなど一部仕様が製品版と異なる場合があります)

メリダ
ROAD TOURER (ロードツアラー) あさひ限定-J ロードバイク
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ロードツアラーのスペックの特徴

MERIDA「CYCLECROSS」シリーズベースにしたアルミフレーム

6066アルミを採用した一般的な軽量フレームで、ディスクブレーキを標準装備。 rt_002.jpg また、ワイヤーを内蔵できることで見た目をスタイリッシュにできるだけでなく、泥などの走行環境における影響を受けにくくなっています。

キャリアダボ装備

rt_003.jpgシートステー側においては、別途ダボ付シートクランプ等で対応することでキャリアの取付が可能。 rt_004.jpg 近年拡大しているバイクパッキングスタイルはもちろんですが、従来のツーリングスタイルであるキャリア&パニアバッグにも対応可能なフレームとなっています。

スラムAPEXコンポ、ナローワイドチェーンリングを採用した1×11を採用

何よりの特徴が1×11(ワンバイイレブン)を採用していること。 rt_006.jpg

フロントをシングルギアにすることで左手のシフト操作から解放され、面倒なトリム調整もなく右手の変速だけに集中できます。

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スラムレバーの特徴でもある「ダブルタップ」は、同じレバーを軽く押すか押し込むかの違いで操作を分けており「どっちのレバー?」と考えなくとも直感的に操作が可能。

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フロントギアをナローワイドチェーンリングにすることでチェーン外れの心配も解消され、安心した走行を実現。 リアのワイドなギア比も様々な場面に対応できる良さを持っており、11速なので選択できるギアが多いと言うのはフロントシングルの場合は特に重要です。 (個人的には2×10の場合に11速になるよりも、1×10が11速になることの方が影響は大きいと考えています)

他にもフロントシングルになることで稼動するメカが減るので故障率の軽減や、ワイヤー交換などのランニングコストの軽減もあります。 しかも1×11コンポをこの価格で実現していることがすごい。

通常11速を使用している車種に関しては1.5から2倍近くの販売価格となるケースが多いですが、他の部品を平均的なものを使用することによりコストを抑えこの価格で11速を実現しています。

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例えばハンドルもフレア角のない一般的な形状です スタンダードな部品を使用することであえて何かに特化はさせず、平均的なパラメーターを振っておくことで、ユーザーの好みに合わせてどんなタイプにも変身できる可能性を残しています。

また11速コンポを使用することでカスタムベースとしても非常に優秀で、パーツのグレードアップをしたい場合にも要所要所のみを上位パーツと交換していくだけでOKです。

競技をする場合は走行性能、ブレーキング性能を高める部品への交換、ツーリングに特化する場合はデバイスの追加やハンドルなどの交換、街乗り特化する場合はタイヤやアクセサリー類の交換など、この1台をベースにして様々な用途のパラメーターを振ることが可能です。 ちなみに余談ですが、フロントディレーラーも取り付けること自体は可能です。

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フレームにもワイヤーガイドやディレーラー稼動部に凹みが設けられています。この凹みは故障ではないので一応言っておきますね。

早速乗ってみた!

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舗装路では乗った瞬間「おお!意外に速い!!」と思わず声を上げるほど、快速。 軽いギア比を選択できるので加速は速く、楽に進み、そして一度スピードに乗ると意外なほどにスイスイと進みます。

それでいて700×35Cのエアボリュームから来る快適性は非常に高く、ちょっとした段差や、路面のよくない道路を通過する時もストレスなく通過できます。 普段ロードバイクばかり乗っている私は、ついつい普段通過しない河川敷の砂利道や、少し路面の悪い所についついわざと進行。 思わず「たーのしーーぃ!!」って口に出してしまうほど色んな道を程よく速く、快適に走ることができました。

ただ標準装備のセミスリック(と言うよりセミブロック)タイヤでは、マッドな路面やガレ場では少し不安。この辺りはタイヤ交換で順応できそうです。 走行能力については、まとめてみるとこんな感じです。

 

得意:力強い加速、ストップアンドゴー、登坂、低ー中速域での巡行

苦手:激しいスピード変化、高速巡行(35km/h-)

 

最も軽いギアでフロント40T、リア最大42Tなので、フロント3速クロスバイクのミドル×ローよりも軽いくらいギア比です。 逆に最も重いギア比は、ロードバイクのノーマルクランクのインナー×トップよりも少し重いくらいのギア比。

クロスバイクでインナー×ローを使用するケースは、よほどの超激坂くらいしかなく、私も学生時代乗っていたバイクでフロント3速のインナーはまともに使用した記憶がないほどです。

つまりはロードツアラーでは、よほどの場面以外はおおよそ乗り越えることができるくらいの軽いギア比です(もちろん脚力によります)。 逆に重い方は、私の場合で平地で35km/h程度で巡行しようとすると、ケイデンスを100以上にしなくてはならず、路面抵抗の兼ね合いもあり長時間はちょっと辛い…。

また、ギア間の落差が大きいので、ロードレース等における激しく細かい速度変化はあまり得意ではありません。 25-30km/hくらいまでは、のんびりクルクル回していれば勢いで維持ができるほどで、ちょうど快適な速度帯です。

ロードツアラーがお勧めできるユーザーはこんな人!

グラベルツーリングをしたい人

もうこれはこのバイクの目的そのものです。舗装路も少し荒れた道も、場所を選ばずツーリングに出かけることができるバイクです。 タイヤは標準は700×35Cのセミスリック(と言うよりもセミブロック)タイヤですが、例えば32Cブロック、35Cブロックなどつけてもよさそう。 タイヤがどこまで取付できるのか、650Bはいけるのか等気になりますが今後試してみたいと思います(見た感じでは横幅の関係で650Bは厳しそう。700×35Cブロックは余裕ですが、38Cブロックだとチェーンステー側の幅がギリギリになりそうです。40Cはちょっと無理かな?)。

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シクロクロスのエントリーユーザー

フレームがシクロクロス向けのフレームなので、もちろん競技バイクとして使ってもOK。 タイヤ幅をレース規定に合わせるだけでいいですし、より上位を目指すなら要所のパーツをグレードアップしましょう。 また、今後フレームをよりグレードアップしたものに買い替えた時も、1×11コンポなら見劣りすることなく移し替えることができます。  

ツーリングバイクとして

シートクランプをキャリアダボつきのものに交換すれば、リアキャリアの取付も可能です。 タイヤを32Cスリックタイヤなどに交換することで、舗装路の快速ツーリングバイクに変身。 選択できる幅の広いギアなので、旅の途中に現れる様々な道に対応できるでしょう。 大学なんかでサイクリングサークルに入って旅する人なんかにお勧めしたいですね! 自分の時にもこういうのがあればなあ・・・って思ってます。

  • 街乗り、通勤バイクとして

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28Cなど少し細みのスリックタイヤで快速にしても良し、35C、38Cスリックを装着して快適性を高めても良し。 街乗りマウンテンバイクじゃ重すぎる・・・けどロードバイクじゃ不安と言う方でも安心して乗車いただけます。

ドロップハンドルなのに太めのタイヤなんていうギャップもまたいいかもしれません。 用途やカスタムの例はもっともっとありますが、ベースフレームの通りエントリーグレードのシクロクロスとしてももちろん使用でき、グラベル・アドベンチャーロードとしても、街乗り用としても、ツーリング用としても使用することができます。

ゲーム風に言うと、ステータスのパラメーター数値はグラベル・シクロ・街乗りに対して全体的に万能・平均的に振られていて、自由に使用できるポイントをどこに振り分けるかというのがこの自転車の用途の分かれ目になるという感じでしょう。

まずは自分自身も触ってみて、乗ってみて思った感想を書いてみた今回。 次回は自分なりの用途に向けてカスタムをしてみたいと思います。

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TEXT:yaromai

メリダ
ROAD TOURER (ロードツアラー) あさひ限定-J ロードバイク
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