バイクパッキングで「何もしない時間」を楽しむすすめ

2018.11.30

バイクパッキングとは?

自転車で「旅」というと、以前であればツーリング車にサイドバッグを付けて、様々なアウトドアギアを積載するのが一般的でした。

 

それが、近年ではキャリアの取り付けできないカーボンロードバイクなどに、バッグを取り付け、そこにアウトドアギアを詰め込んで旅をするスタイルが出てきました。
積載性能は従来のツーリング車には及ばないものの、走行性能をあまり犠牲にしないため、テント泊をしながらも、一日100kmを超えるような長距離ツーリングが可能となりました。

 

それには軽量で機能性のある「ウルトラライト」なアウトドアギアの進化も見逃せません。
※1ウルトラライトの一つの基準として、水、食料、ガスカートリッジなどを除いた重量が4.5kg以下が望ましいと言われています。  

 

しかし、必ずウルトラライトなギアが必要か?というと、そういう訳でもないのです。
自転車に加えて、頻度の低い高価なアウトドアギアを揃えていったら大変ですもんね。  

 

今回は、手持ちのファミリーキャンプで使うようなアウトドアギアを厳選し、ツーリングに行ってきました。

目的地は自宅から40km位のキャンプ場です。

 

バイクパッキングって何?さらに知りたい方は下記にも詳しく書いています。

今流行のバイクパッキングって?まずは体験してみることが大事。

旅の準備 ~装備品~

自転車は前回もご紹介したルイガノHST-2です。

基本的には、フロントは操作性に影響を与えるため、テントやテントポール、テーブル、イス、衣類などのなるべく軽量なものを、サドルバッグも、重いものを入れるとダンシングした際に左右に振られやすくなるため、食材やコッフェル、寝袋、マット、エマージェンシーキット、工具類を詰め込みました。

一番重心が低く安定するフレームバッグには、コンパクトながらも重量のある缶詰やOD缶などを詰め込みました。

(本当はコッフェル類もフレームバッグが理想ですが入らなかった)  

 

サドルバッグ

コップはここにかけますが、ホコリが付くのでグラベル中心のコースでは別の所に入れた方がいいでしょう。

季節は11月で、昼は15°位、朝晩は5°位まで冷え込みます。 これ以上冷え込むのであれば、寝袋はもう少ししっかりした冬用が必要です。

イルミック
Laukku-SB8 (ラウック-SB8)-I
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フロントバッグ(メイン) テント(2人用)

テントポールは長くて入りきらないため、フロントバッグに付属のコードに留め、最後にベルクロで固定させています。

テントはケシュアという所のテントを利用しています。

意外と盲点なのが、イスとテーブル。 これがあるとないとでは、快適さが全然違います。 贅沢を言えば背もたれ付のイスですが・・・今回は入りませんでした。 イスはノーブランド品で、1000円もしません。  

 

フロントバッグ(サブ)

ダウンジャケット、着替え類、モバイルバッテリー、輪行袋(どうしても寒い時にくるまったりもできます) もう少し寒ければさらに防寒着が必要です。

コンプレッション機能のスタッフバッグを使えば、ダウンジャケットはさらに圧縮できるので、同じ所にもう少し入れられそうです。

 

ただし、フロントバッグを装着してしまうと、フロントのライトで地面を照らせなくなってしまう恐れがあります。   そんな時は、フロントフォークに装着させるか、クイックリリース部分に台座を装着してください。

オルトリーブ
ハンドルバーパック/S 容量:9L
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バーズマン
パックマン ハンドルバー パック
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あさひ
TOMOSHIBI-R(灯火-R) ハブライトホルダー ショートタイプ
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フレームバッグ

ウインドスクリーン(風防)、コーヒー、缶詰、アルコールティッシュ、スプーン類、OD缶、パスタなど。

アルコールティッシュはあると非常に便利です。 本当はミルとコーヒー豆を持っていきたかったのですが、これもスペースの問題で断念。

もう少し小さなミルがあればよかった。

オルトリーブ
フレームパック/M 容量:4L
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ブラックバーン
アウトポストフレームバッグ
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自転車一台に積み込みできるもので、こんなベースが作れます。 ここまででにかかった時間は30分弱。

旅の準備 ~その他の装備~

バックパック 今回は水場もないところなので、バックパックのハイドレーションを入れる所に忍び込ませました。

 

トップチューブバッグ

外部バッテリーやスマートフォン、すぐに出せる補給食などを入れます。 私は膝と擦れるのがあまり好きではないので装着しません。  

 

今回はバックパックのハイドレーションを活用しましたが、長距離になればなるほど重量物は背負いたくありません。

しかし、ボトルケージ台座だと十分に水を運べない・・・。 そんな時は台座を活用し、フロントフォークなどに備え付ける方法もあります。

フロントフォークの台座は1リットルのボトルも運ぶことが可能です。

 

 

ドム
GORILLA CAGE(ゴリラケージ) ボトルケージ本体
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ブラックバーン
アウトポストカーゴケージ ボトルケージ台座に取付けるキャリア
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その他、夜に寝袋で包まってから、電子書籍を読みたかったので、持ち込みました。  

自転車に乗らないのであればお酒などを持ち込むのもいいですね。

タイヤ幅の考え方

車体に対して、荷物が6kg前後となりました。総重量は約17kg。

 

今回は未舗装路の走行も予定していたため、32cのブロックパターンのものを装備。平地で20-25kg位の速度維持ができました。 もし旅工程全体の舗装路がメインであれば、グラベルキングなど28cのタイヤがおすすめです。

パナレーサー
GRAVEL KING(グラベルキング) ケブラービード サイズ:700x28c 
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グラベルキングならば、名前の通り、河川敷の未舗装路くらいならば悠々に進むことが可能です。

未舗装路メインであれば、装着が可能であれば40c以上のタイヤをチョイスするとより安定感のある走りが可能です。

食事について

今回は、近くに飲食店もないため、食材含めて持参しましたが、コンビニや飲食店を利用すれば、荷物も軽減できます。   パスタに缶詰を入れて作りました。

アウトドアの基本ルール通り、ゆでたパスタの水は捨てずに、そのまま活用します。 使う水の量も少なくていいですね。

ホタルイカとカツオの缶詰を使いました。味が濃いめの缶詰であれば、調味料も要らずに調理が可能です。   オイルサーディンはにんにくを刻んで、アヒージョっぽくしてもおいしいでしょうね。パン持参すれば、すべておいしくいただけます。  

夜はラーメンです。

 

ちなみに、朝はバッグに忍ばせておいたパンを食べました。

まとめ

ファミリーキャンプでは、到着したらすぐにテントやタープを張って、息つく間もなく明るい内にご飯の準備・・・。

 

朝は朝で、チェックアウトの時間までにテントを干して、畳んで、その内に火を起こしてご飯を用意して、と思いのほか慌ただしかったりします。

それも楽しい時間であるのは間違いないのですが、必要最小限のバイクパッキングを活用したソロキャンプでは、全てが短時間(今回はパッキングからテント設営含めても30分程度)で済んでしまうため、普段なかなか作ろうとしても作れない、「何もしない時間」を持つことができます。  

 

いろいろな考え事をしたり、本、電子書籍を読んだり、静かな空間で自分だけの時間を持つことができます。これってすごく贅沢な時間だなと思います。

バイクパッキングできるおすすめの自転車も最後にご紹介しますが、バイクありきではなく、まずは手持ちのクロスバイクやロードバイクにバッグを付け、近場で体験してみることをおすすめします。  

 

TEXT:toby

ジェイミス
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